Eno.489 オズワルド 00 Imitation - はじまりの場所
○月□日
休養のため教会から暇をもらう
悪魔のいない土地で消耗した力が回復するまで静養しろ
とのこと――
この庭園へ降り立った直後の記録を読み返した後、手帳を懐へしまい直す
拠点の1階、リビングの広い窓から外を見渡せば、辺りには穏やかな庭園が広がっている
確かに悪魔が潜んでいるような土地ではない事はわかった
聞けば、この空に浮かぶ島は神々が作った地だという逸話が残っているらしい
実際に神聖な力が宿っているかどうかはさておき
そういった伝承が残るほどには清浄な土地なのだろう
神力のを使用余儀なくされるほど脅威度の高い敵性存在は今のところ認められず
ある程度交戦の必要はあるようだが、ここでの力の行使はこの土地独自の法則があるらしい
我々の世界と理を異にする土地でるなら、まぁ、ひとまず、そちらの問題無いだろう
左胸へ右手を滑らせる
恐らく、こちらも
そろそろ問題ない頃だ
リビングのスツールへ腰掛け
正面に置かれた空のソファを見据える
「……さて、何も無い小屋ですみません
せめてお茶でも淹れましょうか?」
「 」
「――」
「――、」
「あら、歓迎していただけるのなら、ぜひ」
「――っ!」
「……どうしたの?
ヘッドライトに照らされた鹿みたいな顔して」
「いえ、少し驚いてしまって……
どちらかというと幽霊を見たような
気分ですね」
「……失礼ですが、お名前を伺っても?」
「まぁ! ふふ、サリアよ、サリア」
「……ではサリア、私にどのような用向きで?」
「貴方と、お話をしに」
「……はぁ、」
休養のため教会から暇をもらう
悪魔のいない土地で消耗した力が回復するまで静養しろ
とのこと――
この庭園へ降り立った直後の記録を読み返した後、手帳を懐へしまい直す
拠点の1階、リビングの広い窓から外を見渡せば、辺りには穏やかな庭園が広がっている
確かに悪魔が潜んでいるような土地ではない事はわかった
聞けば、この空に浮かぶ島は神々が作った地だという逸話が残っているらしい
実際に神聖な力が宿っているかどうかはさておき
そういった伝承が残るほどには清浄な土地なのだろう
神力のを使用余儀なくされるほど脅威度の高い敵性存在は今のところ認められず
ある程度交戦の必要はあるようだが、ここでの力の行使はこの土地独自の法則があるらしい
我々の世界と理を異にする土地でるなら、まぁ、ひとまず、そちらの問題無いだろう
左胸へ右手を滑らせる
恐らく、こちらも
そろそろ問題ない頃だ
リビングのスツールへ腰掛け
正面に置かれた空のソファを見据える

「……さて、何も無い小屋ですみません
せめてお茶でも淹れましょうか?」

「 」

「――」

「――、」

「あら、歓迎していただけるのなら、ぜひ」

「――っ!」

「……どうしたの?
ヘッドライトに照らされた鹿みたいな顔して」

「いえ、少し驚いてしまって……
どちらかというと幽霊を見たような
気分ですね」

「……失礼ですが、お名前を伺っても?」

「まぁ! ふふ、サリアよ、サリア」

「……ではサリア、私にどのような用向きで?」

「貴方と、お話をしに」

「……はぁ、」