Eno.56 光聖者フォルテ  ◆その魔術師は - はじまりの場所

通信できる魔道具。最近流行っているものだ。
ラムズによると、すまーとひょん?でんわ?にそっくりなんだと。
そしてその魔術師協会のアイツから連絡が来た。

「お!フォルテ君からだな!?やっほー!」

『おお、キャロか。で、そこにアイツはいるんだな?』

「おうよ!破壊の魔術師~じゃないけど魔術師フォルテって言ってるし、
言われた特徴とも一致してるぞー」

『ふっ。ついにこの時が来たか…。で、あのピアスは渡したな?』



「さっきリューリさまから連絡来て渡したってさ」

『ほう、うまく行っている――。感謝する、キャロ』

「え?フォルテ君、珍しいじゃん…。頭打ってないよね!?」

『い、いやそれくらい普通はするだろう!全く……』

「ふーん?ま、とりあえず後はどーすんの?会うんだろ?」

『ああ、もちろんだ。後はこちらに任せろ』

「おうよ。フォルテのことだから怪しいことはすんだろーけど、まあオレらは信頼してっからさー」

『怪しいのか…。悪いようにはしない。やはり対話は大事だからな』

「…フォルテ君、やっぱり頭打ってないっすか?」

『馬鹿!そんなわけないだろう!あ~もうわかった!『破壊を以って全てを解決する』からな!
対話も破壊みたいなものだ!』

「無理やりつなげてない!?まあ面白いフォルテ君見れたし、オレまだ観光してるわ。
またなー!」
と言って切った。切ったというか、握るに近いな。

フォルテにしてはちょっと違ってたけどさ…。多少の言い方とか…。
ナリアちゃんのバウムクーヘンを食べすぎかもしれないな!!
ほどほどに食べておくんですよ!キャロさんとの約束だ!








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