Eno.56 光聖者フォルテ ◆魔術師兼光聖者 - はじまりの場所

フォルテ
「もう一人の自分が『破壊の魔術師』か…」
「もう一人の自分が『破壊の魔術師』か…」

フォルテ
「恐らくヤツを別次元だと仮定して…」
「恐らくヤツを別次元だと仮定して…」

フォルテ
「何故そうなったのか気になる。しかし対話など出来るのだろうか?」
「何故そうなったのか気になる。しかし対話など出来るのだろうか?」

フォルテ
「『僕』であればできるはずだが…分からんな……」
「『僕』であればできるはずだが…分からんな……」

フォルテ
「ただできるのであれば、会話はしてみたい。そして聞いてみたいところだ」
「ただできるのであれば、会話はしてみたい。そして聞いてみたいところだ」

フォルテ
「なぜ『破壊の魔術師』とやらになったのかを…」
「なぜ『破壊の魔術師』とやらになったのかを…」

フォルテ
「……僕はこの場では、攻撃もしたいと思っていた。だが――」
「……僕はこの場では、攻撃もしたいと思っていた。だが――」

フォルテ
「僕に必要なのは治癒、支援…『救い』に繋がることではないかと思うようになった」
「僕に必要なのは治癒、支援…『救い』に繋がることではないかと思うようになった」

フォルテ
「使命というより自分がやりたい事、と言うべきか。だからリューリに賛同したんだ」
「使命というより自分がやりたい事、と言うべきか。だからリューリに賛同したんだ」

フォルテ
「それがまさかのドーナツとビールと光信仰と言い始めてハチャメチャだ」
「それがまさかのドーナツとビールと光信仰と言い始めてハチャメチャだ」

フォルテ
「お前の宗教は光信仰だろう!全く……」
「お前の宗教は光信仰だろう!全く……」
研究塔で一人呟く。誰もいない。
キャロというメイド…服の男は一旦帰ったし、
リューリはこの地のどこかにある村に行ってしまった。
まあアロマ紅茶でも飲んで本でも読もうか。