Eno.233 Laszlo Ambros < > - はじまりの場所
『馬鹿野郎、誰がそこまでやれって言った』
『お前の仕事は手引きまでだったはずだろ』
焼けた屋敷を見て親父が言った。
うるせーよ、子ども扱い。
僕ら家族なんだ。いっしょに泥背負うのが当然だ。
上手に悪ぶれてたはずだ。
恨まれるどころか、なんだか、心配そうな顔をされたけど。
泣くか?なんて揶揄う親父の手を僕は振り払った。
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