Eno.442 巫伽 惺  終生、集成、そして、 - はじまりの場所

 随分と長い、幸福な夢だった。気がする

 君の姿が見えない

 ……君なんて、ここにいたっけ?

 あぁそうか。君なんてどこにもいなかったんだ
 全部夢で、目が覚めたら何も残らなくて
 ただそれだけの物騙りだったのか

 君はどこにいるの

 僕はここにいる

 どこにいるのだろう
 みんなが君を探してる
 僕が鈴と探してる

 どこに行ってしまったの
 全部夢だった何もかも夢だったただそれだけなんだよ
 そんなこと信じてやるものか!

 きっと君はどこかにいる

 きっとまた会える

 そしたら、また夢の続きを始められる


「なぁ、そうだろう?」


「フ■■■■■■■■■■■■」









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