ENo.239 ドーテ・ドラロッシュ -童話画廊-

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涙は長いお別れ
ドーテ・ドラロッシュ Dote=Dlaroche

これは内緒だが‥‥フォローフリーだ
性別Male身長178cm

伝承《ファブラ・ノクス》白昼夢を断つ剣士。

所属《臥せたる母》

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報告フォーム探すの大変だよね

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「――此処は、どこだ。夢とはまた違うようだが‥‥」
若草色の髪と瞳、白のサーコートに青いマントを身につけた男。
細身の剣は飾り気が無く、よく使い込まれている。
不可視の剣技・瓏漣剣の使い手。

辺境の小国に伝わる英雄譚。

女王は乱心したと、影に隠れて民は言う。
街は淀み、いつしか夢は陽光の下に滲み出た。
中央で幾度目かの戦が始まった頃である。

政情が揺らいでいる時に醜聞が露見すればどうなるか。
周辺諸侯は腹を肥やすために牙を剥くであろう。
或いは西風をまとう神の使徒が、炎をもたらし清めよう。

いずれにせよ、このままでは先がない。

賢しき者は、一人また一人と街を離れて行った。
勇ましき者は元凶を断たんと剣を取った。が、届かなかった。
残された者は諦観に微睡みながら、日々を過ごしていた。

そこに、一人の剣士が馬に跨がり王宮へ乗り込んだ。

男の出で立ちは綴り鎧に純白の衣。
白馬の額には螺旋を描く鋭き角が生えていた。
まさか。いや、まさか。
乙女にのみ背中を許すといわれた霊獣を従える彼はいったい何者か。

男の剣は斬れるはずもない幻を斬り払った。
一角獣の嘶きは、安寧に揺蕩う夢魔を追い払った。

（～一部欠落～）

斯くして街の夢現は再び定められ、ひとたびの平穏を取り戻した。
かつて少年だった男は、いつしか純潔の騎士と呼ばれるようになった。

手に入れたもの

銅の王冠
孤高の銀冠
木花咲耶の剣閃
タラバちゃんの洋服
解毒剤
リコの鍵
泳げない事実

【剥落する頁】

・無限に拡がると思われた画廊にも限りはある。
・画廊の深奥へ進むための物語や己の武勇を誇る歌は長きに渡り掲げられるが、さほど重要ではない逸話は、ふとした弾みで消えてしまう。
・或いは、フラグメントとはこのようにして生まれているのか。http://soraniwa.428.st/fs/?mode=chat&list=3&rootid=130038