ENo.191 フィーヴェナルフ -童話画廊-

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さいはてな魔女
フィーヴェナルフ Fievenalph Enerifelrose // 500/ER-r

性別少女身長150.0cm

伝承『奇跡探しの魔女』

人類尊いねえ

Profile

フィーヴェナルフ・エネリフェルローズ / Fievenalph Enerifelrose

出典：『奇跡探しの魔女』
役柄：主役
著者：セクション500管理室チーム
製作世界：完全な破滅を待つばかりの荒廃しきった近未来世界

かつて、この世に在った人類に
滅び去ってしまった彼らに
人の世に、どうか『もう一度』を！

命の灯火が尽きた死の世界で、それは願った

その願いは万能の奇跡でも持ってこなければ叶えられない
ただ一度でいい、ただひとつの願いのためだけでいい
そうして奇跡を探しに異世界へと旅立ったもの
それが『奇跡探しの魔女』

それは、超技術で構成された機械仕掛けの少女

綴られた物語中で奇跡が見つかることはなく
「あたしの戦いはこれからだ！」で締めくくられている

「あたしは夢と同じもので作られているというか
ひとの泡沫の夢そのものだけど
べっつに儚くないし、眠らないから終わらない」

「あたしフィーヴェ！
フィーヴェナルフ・エネリフェルローズ！
高い初見殺し度の文字列で脳細胞と滑舌にDirect Attack!!」

まことの幻想、万能の『奇跡』を探して数多の異界を渡り歩く者

「あるワケないよね！そんなモン！！」

「あったらラッキー、でも怖い怖い怖すぎる。それくらいのノリ。
それでもさ。一応探していれば、探していないよりは見つかるはずだからさー」

魔女な帽子を被って魔女を自称し、魔法っぽいものを扱う

「『まるで魔法』といえば」

「超技術だよね！！！！！」

…超技術で模倣した魔法っぽいものを扱う

＊フィーヴェナルフ？

「フィーヴェナルフって名前は500のもじりだよ。
5でフィーヴェ、0でナル、ふたつだからフ。
はいフィーヴェナルフ」

◆
『もし管理AIが自我を確立したら』
『古くからの例に則りサブカルチャーの海から少女として降り立ったら』

『人類が滅んだのち自我を確立
怪技術で自己進化を重ねていき
怪技術で義体を製造、物理世界に降臨
怪技術で人類を救うための奇跡を探しに出る』

『世界を致命的には歪めないよう
怪技術で現地の理を模倣し動く
奇跡のフリした手品にうんざりしながら探し続ける。
まことの幻想、万能の"奇跡"を
《あるワケないよね、そんなモン！》と嘆きながら』

『人の世に、どうか"もう一度"を！』

―― セクション500管理室チーム　はじまりのメモ

人類種保護区画のひとつ、セクション500管理AI『500/ER-r』
ひとがそこに見出した夢
夢の中での幸せを描かなかった、描けなかったひとびとの夢

◆
絵：自作