ENo.127 メモリア -童話画廊-

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赤の混沌
メモリア Memoria

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性別女性身長162cm

伝承失われし存在として「存在している」

Profile

－－－　　彼女は一体、何者なのか　－－－

青髪の少女。非活動時は常に怪しい沼の中にある謎の機械のようなものに入っている。

・無尽蔵かつ異常に生み出される自らの血を魔力に変換し、己の武器とする。主に赤色と青色の光線を攻撃手段としている。
・破壊の力しか生み出せずにいた。今は訓練の成果もあり違う。
・非活動時は機械の中で眠っていることにより、力を抑えることが出来ている。

破滅的な能力しか持たないにもかかわらず、
破滅的な未来から抜け出そうとしている。無理だ。そんなの。

…そんな彼女は何故、ここに迷い込んだのか？
…機械で眠り続けているはずなのでは？
というか。

…彼女は一体、何者なのか？

彼女には故郷が無い。
彼女には家族が無い。
彼女には幸せが無い。

それらは全て「無くなり」「亡くなった」。

彼女が覚えているのは、今の所そこまでである。

失われし彼女の記録の断片

彼女の物語。
それは形容するならば「破滅」である。

彼女が消え去る１年前、彼女の母国は瞬時に謎の存在によって掌握される。

自国の防衛隊も文字通り全く歯が立たず。
逃げ遅れた国民は助かりもしなかった。

彼女はここで故郷を失った。

辛うじて逃避行を続けるも故郷を奪った存在は全国家への侵略を開始。
圧倒的な進軍速度から逃げる際の事故で両親ともに消息不明に。

彼女はここで家族を失った。

だがその時、助けてもらった少年が励ましてくれた。
そうして２人で侵略の中心からかなり遠くの国まで逃げることができた。
少年も同様に全てを失ったという。
彼は数分先の未来が見える時があるという。

そんな２人に、逃げついた先の国の技術者達が呼びかける。
「復讐がしたいだろ」「一緒に奴らを止めよう」…と。

…ここから先の記録は、血染めに潰されていてほぼ見えない。
しかし、辛うじて見える所を鑑みるに、少年は何らかの要因で命を落としたようだ。

彼女はわずかな幸せすら掴めなくなった。

…そして、彼女も、同様の末路に。

…それが分かる限りの物語の内容だ。

…では、何故ここに彼女はいる？
…彼女は一体、何者なのか？

プロフ絵提供者様…@xPRHMx
プロフ絵、カットイン、アイコン提供者様…@uwonozoki